なんのための裁判員裁判?
 11月18日12時45分配信の『毎日jp』によりますと
裁判員裁判で初の全面無罪となった事件が、
2審で逆転有罪となり、被告側は上告しているようです。

 今回の件、神奈川県相模原市の男性が
覚醒剤計約1キロの入ったチョコレート缶を
成田空港に持ち込んだとして起訴されました。

裁判では、男性が
「缶の中身が覚せい剤だと知っていたか否か」が争点となり

1審は裁判員裁判で行われ、千葉地裁判決(2010年6月)は
「間違いなく認識していたとまでは言えない」として無罪判決を下したのですが、
この判決が不服であるとして、検察側は控訴し、

2審の東京高裁判決(今年3月)は
「1審は証拠の評価を誤り、事実を誤認した」と懲役10年、罰金600万円を言い渡しました。
弁護側は上告して、最高裁に判断を委ねるようになりました。
最高裁の判断は来年の1月19日に出るようですが、どうなるでしょう・・・。

 裁判員裁判でなくても
1審が無罪で、2審が有罪ということはありますが、
今回のケースは裁判員全員が無罪の判決を出したわけですから、

これがプロの裁判官の判断で有罪が確定してしまったら、
裁判員の人たち「わたしたち、なんだったの?」になりますよね。

 客観的に見て明らかなミスがない限り、
裁判員の意見を尊重すべきではないでしょうか。
そうでないなら、何のための裁判員裁判なのという感じがします。



P.S.
日本の裁判は「三審制」を導入していますね。

1審の判決が不服の時、
「もう一回、裁判やってよ」とお願いすることを「控訴(こうそ)」する」と言います。
さらに、2審の判決が不服の時、
「さらにもう一回、裁判やってよ」とお願いすることを「上告(じょうこく)」する」と言います。

「控訴」、「上告」どちらも同じ再審ですが、言い方が違うのですね。

まあ、何はともあれ、自分たちの人生で
訴える側にせよ、訴えられる側にせよ、
裁判なんて経験したくないですね。






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(2011年11月30日) コーヒー ブレイク Cofee Break
愛知県 名古屋市瑞穂区にある小学生・中学生・高校生・高卒生対象の少人数制の塾で、
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DON'T HAVE 「ハーブ」!
 きょうの話題は、11月26日付『中日新聞』からです。 
みなさんは、「ハーブ」って聞いて何を連想しますか?

ハーブは
ハーブティーのように飲用にしたり、
料理の調味料に利用したり、
薬用として病気の治療に利用したり、
アロマテラピーなどにも利用される植物ですが・・・

新聞によりますと、種類によっては
大麻や麻薬と同じような幻覚などの
作用が得られるハーブもあるということです。

それで、若者の間で乱用が相次いで、
今年に入って名古屋市内で少なくとも30人以上が
救急搬送されているようです。
中には呼吸停止状態で運ばれた例もあるとのこと。

 大麻を持っていたり吸引すると、
犯罪ですので捕まりますね。
ところが、「指定薬物」として
禁止されていない「ハーブ」を取り締まる法律がありません。
つくっても、それをくぐり抜ける「ハーブ」が出回り、
いたちごっこの現状だそうです。

 みなさんも大人になれば
タバコを吸ったり、お酒を飲んだりする人も出て来るでしょうが
「薬物」には絶対に手を出してはいけませんよ。
自分の健康を損ねるにとどまらず、幻覚で人を傷つけたりすることもあります。

シンナーなどでもそうですが、
薬物を長期に渡って摂取すると身体的にも精神的にも
取り返しのつかないことになりかねません。

 「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」
というCMがテレビで流れていた時期があります。
かなり強烈なキャッチフレーズであり、
薬物の恐さを「人間やめますか」のたった7文字で表現していて見事です。
やり続けたら「身も心もボロボロになってしまうよ」と言うことです。

 閑話休題、「ハーブ」から
やがて覚せい剤などの麻薬に向かうケースもあるようで、
みなさんも、興味本位で軽く1本なんてやってはダメですよ。

薬物摂取はアルコールまでにしましょうね。
けど、まだ、みなさんはアルコール摂取、ダメですよ。
二十歳までガマン、ガマン・・・みなさんはコーヒーでガマンしましょう(笑)。







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(2011年11月29日) コーヒー ブレイク Cofee Break
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ギャンブルの一般方程式
 インターネットでもテレビでも新聞でも
大きく取り上げられたので、
知っている人も多いと思いますが、
先日、ティシュペーパーなど紙製品のメーカー大王製紙の
前会長が背任(自分の任務に背くこと)容疑で逮捕されました。

 この人は何をしたかと言いますと、
自分が務める会社の子会社のお金を
自分のために使ってしまったのです。

その額は100億円を超える額です。
100億円ですよ、100億円。
より正確には約106億8千万円。
端数の8千万円でも僕たちから見たらスゴい金額です(笑)。
みなさ〜ん、100億円ってどれぐらいの額か想像つきますか。

「この家、すごく大きな家だね。どんな人が住んでるんだろう」
と言うような豪邸で、
この辺でしたら3億円もあれば
建てられるんじゃないでしょうか。

車が好きな人、
じゅくちょーが将来乗ろうかなと思っている車、
ランボルギーニのアヴェンタドールで、4千万円ぐらいです。

「乗ろうかなと思っている」というのは真っ赤なウソですよ(笑)。
いくら乗りたいと思っても・・・お金が・・・はっはっは。
将来、助手席にでも乗せてもらえる機会があれば幸せです(笑)。

相当高い車ですね、4千万円とは。
ちょっとしたマンションが買えてしまいますね(笑)。

 さて、100億円・・・途轍もない額だとわかるでしょう。
フツーに使おうと思ってもムリですね。

 この前会長は100億円で何を買ったかと言いますと・・・何も買っていません。
じゃあ、何に使ったのかと言いますと、ギャンブルです。
カジノで使ったとのことです。

 11月22日配信の『時事通信』によりますと、
「株式の先物取引、FX取引(外国為替証拠金取引)で
多大な損失を出した後にたまたま訪れたカジノで儲けて、
当初大きな利益を得ることもあり、深みにはまった」ということです。

 
 さあ、ギャンブルで身を滅ぼさないために
ちょっとみなさんの心をテストします(笑)。
現在のところ日本では現金を賭けるカジノは
認められておりません。ここでは合法だとしましょう(笑)。

 みなさんが、ルーレットでもスロットでもポーカーでも何でもいいです。
賭け事で5万円儲けたとします。どうします?

(A)「お〜、やったー儲かった、儲かった。もう、やーらない」で、やめる。
(B)「5万円か・・・もう一回、やれば10万円になるかもしれないなあ」で、もう一回やる。


(B)を選択した人、
もう一回、やったら負けて最初に勝った5万円がなくなってしまいました。どうしますか?

(C)「ギャンブルなんてこんなもんだ。勝てるわけがない」で、もうやめる。
(D)「せっかくの5万円が・・・。よし今度こそ」で、もう一回やる。


(D)を選択した人、
もう一回やったら、また負けてマイナス5万円になってしまいました。どうします?

(E)「僕はなんてバカなんだ・・・でも、まだ5万円なら貯金でなんとか補える」で、やめる。
(F)「5万円のマイナスか・・・せめてプラスマイナスゼロに戻してやめよう」で、もう一回やる。


みなさんは、どれを選択しましたか?
僕が思うに、ギャンブルで「お金を増やそう、取り返そう」という気持ちは危険だと思います。
ここでは(B)、(D)、(F)の心理になりやすい人は危険です、気をつけましょう(笑)。

 前会長は例えば、5億円の負けを取り返そうと、
5億円賭けたけど、それもやられて、10億円の損。
今度は10億円を取り返そうと、10億円賭けて、またやられ20億円の損・・・

途中、勝つこともあったと思いますが、だいたいこんな感じで
借金が増えて行ったものと察します。

 ところでみなさん、日本の法律では
パチンコやスロットは何歳からやっていいですか?
18歳ですよ、18歳。

じゃあ、競輪、競馬、競艇などの公営ギャンブルは何歳からやっていいですか?
こっちは20歳です。場内で競争を見ているだけなら年齢制限はありません。

 みなさんが法定年齢に達して
「楽しみ」で認められたギャンブルをやるのはいいですが、
「この勝負勝たないと・・・今月は借金暮らしだ」はダメですよ。
やるのなら、あくまでも「楽しみ」の範囲で
余裕のあるお金でやりましょうね。

 ギャンブルの一般方程式・・・やり続ければトータルの勝率は限りなくゼロに近づく



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 (2011年11月28日) コーヒー ブレイク Cofee Break
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あっぱれワンちゃん
 11月も終わりに近づき、
寒さも本格的になってきました。

 きょうは心温まる話題です。

 11月24日19時33分配信の
『日本テレビ系(NNN)』によりますと
北海道奈井江町で、祖父が孫と愛犬のジュニアを
車に乗せて移動中、橋から転落してしまいました。

幸い2人は大きな怪我もなかったようですが、
この時期の北海道の寒さです。
名古屋とは比べものになりません。

その上、転落により車の窓ガラスが割れ、
車内にまで雪が降り積もる中、
ジュニアは一晩中、2人に寄り添い、温めていたとのことです。
もし、ジュニアがいなければ、
ジュニアが2人に寄り添ってくれていなかったら、
2人は凍死していたかもしれません。

奈井江町は飼い主を思う献身的な姿が
町民に感動を与えたとして、
ジュニアの功績をたたえて表彰しました。

 なんとも心温まる話ですねえ。
こういうニュースを聞くのは嬉しいですね。


P.S.
犬は本当に人助けをしてくれる動物ですね。
そんなかわいい犬ですが・・・
じゅくちょーは犬が恐いのです。

決して嫌いではありませんが、恐いのです。
幼いころ、犬に追いかけられて、
泣きながら逃げても、追いかけて来て、
さらに逃げても、逃げても追いかけて来て(笑)、
それがトラウマになり恐いのです。

昔、塾の建物の中に犬が迷い込んだことがあり、
建物の外に出すのに一苦労したことを思い出します。
犬が恐くない人なら、ヒョイと抱きかかえて外に出すでしょうが・・・(笑)。






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嬉しい出来事
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話芸がまたひとつ・・・(立川談志が飛んで行っちゃった!)
 落語家の立川談志さんが亡くなりました。 

 「落語家」と書きましたが、
もっと広く「語りの天才」だったように思います。
テレビのインタビューの1,2分の語りでも、
思ったことを歯に衣着せずズバズバと、
それがまた絶妙で、独特の語り口でしゃべっては笑わせてくれました。

 みなさんの中にも、日曜日の夕方、
「笑点」という番組を観たことがある人もいると思います。

えっ、毎週観てるですって・・・

立川談志さんは、「笑点」を定着させた芸人でもありますね。

 僕はお笑いが好きで
落語も漫才もよく観ます(聴きます)。
大阪へ遊びに行ったときなどは、
NGK(なんばグランド花月)で吉本のお笑いや
松竹芸能を観に行ったりしますし、
名古屋の「大須演芸場」にも足を運びます。

 立川談志さんは
2009年に「中日劇場」で観ました(聴きました)。
生ではそれが最後になりました。


 そのとき談志さんがやった小噺の一つを・・・


この小噺はある人が芸能事務所の面接を受ける話です。

「で、なんだい、キミはどんなことができるの?」

「はい、鳥のマネです」

「鳥のマネ? 他には?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「歌とかダンスとか・・・」

「いや、私は鳥のマネしかできません」

「それじゃあダメだね」

と言って窓を開けたら、
その人、窓から外へ飛んで行っちゃった・・・。


どうです、たったこれだけですけど、
スゴい下げじゃないですか(笑)。
「鳥のマネ」で、例えば「ホーホケキョ」、鶯の鳴き声などのマネかな・・・
と思わせておいて・・・
鳥のように空中を飛んで帰って行くという下げです(笑)。

現実にはありえませんけど(笑)、
芸能事務所としても、こんな芸ができる人ならほしいですよね(笑)。
しっかり耳を傾けなかったために、
逸材を取り逃がしてしまったという皮肉を込めているようにもとれます。


談志さん

僕は談志さんにご冥福をどうのこうのなんて言いませんよ。
談志さん、死んでも無駄です(笑)。
人には記憶があります。記憶があるから、
あの時の、あの場面、この場面を思い返し、何度でも笑いますよ。

談志さん、今じゃ、CDにDVDまである。
僕は死ぬまで笑いますよ。

そうそう、談志さん、先日までの談志さんのCDの総売り上げが20万枚らしいですね。
それが、談志さんが亡くなって1日で1万枚の注文が来ているようですね(笑)。
なんか、日本人の良いところと悪いところの両方が表れていますね(笑)。

談志さんが亡くなったことで、
それまで談志さんを知らなかった人が談志さんを知ることになり、
嬉しいような・・なんか複雑な心境です。

談志さん、もう一回言います。
僕は死ぬまで笑います、立川談志の芸で。






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