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国のカタチを決めるモノ
 時代が令和になり2年目です。
みなさん、きょうは憲法記念日ですね。

 さて、ちょっと確認しておきましょうか・・・
みなさんも知っているように現在の日本の憲法は、

(1)この日本をどういう国にしていくのかを決めるのは
 僕たち一人一人の国民ですよという「国民主権」。

(2)人間が生まれながらにして持っている権利を
 永久に尊重しましょうという「基本的人権の尊重」。

(3)外国と物事を解決するのに戦争という手段を
 永遠に使いませんという「平和主義」。

この3つを柱にした憲法ですね。

日本国憲法は1947年5月3日に施行されて
ちょうど73年が経過したわけです。

 日本はこの憲法のもとで
73年間やって来ているのですが、
この日本国憲法を改正するべきではないか
との意見を耳にすることがありますよね。

 ところで、みなさん、
日本国憲法第96条にはどんなことが謳われていますか?

そうですね、第96条1項には
「この憲法の改正には、各議員の総議員の三分の二以上の賛成で、
国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。
この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、
その過半数の賛成を必要とする。」
と書かれています。

今は「コロナ」でいっぱいいっぱいかもしれませんが、
遅かれ早かれこの96条を改正したがっている人たちがいるようです。

具体的には、憲法改正の発議を、
各議員の総議員の「三分の二以上の賛成」から「過半数の賛成」で、
やれるようにしようというものです。

簡単に言えば、「現在より憲法の改正をしやすくしよう」ということなのです。
「三分の二以上」と「過半数」では全然違いますものね。

まず、現行より憲法改正がしやすくなるように
96条を変えた後、他の条文も改正しようということでしょう。

 「改正すべき」という意見の方は、
主に9条について言っています。

9条、みなさん、知っていますよね、復習しましょうか。

9条 (1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

(2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 
 このように憲法では日本は
「国際紛争を解決する手段としては永遠に武力を使用しない」と言っています。

 これに関して、2010年9月7日、
考えさせられる大きな出来事がありました。
覚えている人も多いと思いますが尖閣列島沖で中国の「漁船」に
海上保安庁の巡視船が衝突されましたね。

先程の尖閣列島にまつわる話で、現在問題になってきている事の一つとして、
日本の領土であるにもかかわらず、中国が領土権を主張していることが挙げられます。

最近でも中国籍の船が尖閣諸島周辺へ頻繁にやって来ています。

 今後、中国など外国から挑発行為を受けたような場合、
(現に2013年1月30日午前10時頃、東シナ海において中国人民解放軍海軍の軍艦が
海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に射撃管制用レーダーを照射する事件がありました。
また、昨年、2018年12月20日15時頃、能登半島沖の日本海において韓国海軍の駆逐艦が
海上自衛隊の哨戒機に射撃管制用レーダーを照射しました。)

今の憲法のもとでは日本は何もすることができないので、
改正して「武力を使えるようにしよう」と言うのが改正派の立場です。

 今の憲法のままだと中国を始め諸外国に
「なめられたり」、「おちょくられたり」、
場合によっては日本の領土がとられたりする可能性もあるので、
武力を使えるようにしたいということですね。

 改正派の意見としては
もう一つ大きい理由があります。
安保条約(日米安全保障条約)です。
日本とアメリカはお互い「おトモダチ」なのです。

 アメリカが戦争をするとき、
日本は「お手伝い」をしなくてはいけない立場なのです、「おトモダチ」ですから。
そのときに今の憲法のままでは「お手伝い」がしにくいのです。
ですから憲法を改正して「お手伝い」しやすいようにしましょうと言うのが
改正派の意見の大きなものです。

記憶に新しく、みなさんもご存じだと思いますが、
2015年9月、憲法改正を待たずに、
「お手伝い」ができる安全保障関連法が制定され、
2016年3月に施工されました。

ここで憲法が「お手伝い」しやすい方向に改正されたら
「堂々とお手伝い」ができるようになるわけです。

 一方、憲法を改正することに反対の人は、
戦後、今の憲法のもとで、平和にやって来れましたので、
今後も戦争をしないという方向でやって行けるはずでしょ、という立場です。

また、日本は二つも原爆を落とされ、
戦争の悲惨さをどこの国よりも知っているはずですから
平和憲法を持っていることを誇りに思って、
この日本が「永久に戦争を放棄する」ことを率先すべきだと言うのが
改正反対派の意見の大きなものです。

 社会にいろいろな人がいるのと同様に、
世界にはいろいろな国があります。

いろいろな国とつきあっていくためには、
平和な状況を「永遠」に続けるためには、
日本はどうあればいいのでしょうね。 
日本国憲法、しっかり考えなくてはいけない時期なのかもしれません。コーヒー







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(2020年5月3日 コーヒーブレイク Coffee Break)名古屋市瑞穂区にある小学生・中学生・高校生・高卒生対象の少人数制の塾で、中学受験・高校受験・大学受験から補習まで(個別クラスも設置しています)対応の東海学習塾堀田教室(熱田区・昭和区・南区に隣接しています)がお送りしました。パソコン
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