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画用紙に手が入った!?
 前回はピカソ展に行った話をしました。

 ピカソはあのような一見すると
「こどものラクガキ」のような絵を世に出していますが、
デッサンは抜群に上手かったそうです。

 デッサンの話で、面白いというか、怖いというか、
不思議で信じがたいけど真面目な話がありますので、
ちょっと書いてみますね。

 僕の友人で絵心のある友人がいて、
デッサンは絵画の基本ということで、
絵の先生から何度も何度もイヤになるぐらい描かされたそうです。

友人「先生、どうでしょうか?」

絵の先生「ダメだ、もう一回、描いてきなさい」

コーヒーカップをデッサンしていたらしいのですが、
自分では褒めてもらえるのでは、
と先生に見せてもダメ出しが続いたそうです。

友人「先生、どうでしょうか?」

絵の先生「まだ、ダメ」

友人「先生、どこがいけないんでしょう?」

絵の先生「裏側が描けてない。お前の絵は表は描けてるけど、裏が描けてない。
コップには表もあれば裏もある、底もある。お前の絵は表しか描けてない」

何度描いてもダメ出しばかりで、
堪りかねた友人、どこがいけないのか、先生に尋ねたところ
そう言われたそうです。

 理屈の上ではコップのような三次元の立体を
平面の画用紙に描くわけですから、
表側(目に見える領域)しか描けるわけがない、
と思うのが一般でしょう。

けど、友人の絵の先生は、
「裏側が描けてない」と言ったそうです。

僕「それで、その後、どうしたの?」

友人「わけがわからないけど、その後も描いたよ・・・」

僕「そう」

友人「でさあ、高木、おまえが信じるかどうかわからないけど、
これ、ホントなんだ。その後、何枚か描いているうちに、
ある時、画用紙の中にスッーと手が入ったんだ!
で、画用紙の裏側をコンテで塗ったんだ。コップの裏側を描いたんだ」

僕「まさか(笑)」

友人「ホントなんだって!おまえは信じないと思うけど、
ホントなんだって。それで、その絵を先生に見せたら、
『お前も、やっと裏側が描けるようになったな』と言われた。
嬉しかったよ、あの時は」

 どうです、みなさん、きょうの話。
夢の中のような話に聞こえますが、
友人曰くホントだそうです。

興奮気味に話す友人の顔が鮮明に浮かんできます。

友人が言うように、ホントに画用紙の中に手が入ったのであれば
画用紙が破れていないと、穴が開いてないと世の理屈に合いません。

かと言って、真剣に話している友人がウソを言っているとも感じません。
友人はそのとき特別な精神状態に置かれていたのでしょうか。

友人は何度もデッサンしているうちに、
幻覚のようなものを覚えたのでしょうか。
西田哲学で言う純粋経験の極みのようなものでしょうか・・・。
僕には、はっきりとわからないです。


 





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 (2013年11月10日 コーヒーブレイク Coffee Break)
名古屋市瑞穂区にある小学生・中学生・高校生・高卒生対象の少人数制の塾で、
中学受験・高校受験・大学受験から補習まで(個別クラスも設置しています)対応の
東海学習塾堀田教室(熱田区・昭和区・南区に隣接しています)がお送りしました。
カテゴリ:音楽・芸術 | 08:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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