納得できない制度
 いよいよ入試も最終段階ですね。
今日は公立大学の中期日程入試です。

現行の入試制度では
国公立大学は前期日程(2月25日)、後期日程(3月12日)、
それに一部の公立大学が実施している中期日程(3月8日)で
入学試験が行われています。

現行の入試制度では
国公立大学は最多で3校まで受験できます。

受験はできるのですが・・・

3校の合否が全て出揃ってから、
どの大学に入学するかを選べるのではありません。

前期試験を受験して合格したとします。
その場合、前期合格校の入学手続きが中期・後期の合格発表前にあり、
前期合格校の入学手続きをとってしまうと、中期・後期日程の大学を受験しても、
選抜対象から外され、どんなに高得点を取っても合格することはできません。
受験はできるのですが、選抜対象ではなくなってしまうということは、
受験としての意味はほとんどありません。

 中期日程の大学に合格するためには、

(1)前期日程の大学に合格しても入学手続きを取らずに辞退する。

(2)前期日程の大学に不合格になる。

(3)前期日程の大学を受験しない。

まずは、この(1)〜(3)のいずれかに該当しないといけません。

つまり、中期日程の学校が第一志望の場合、
前期日程の大学を受験する意味はないに等しいのです。
さらに、中期日程の大学は数が少ないため倍率が高くなりやすいですし、
現行の入試制度は中期日程の大学が第一志望の受験生にとっては
非常にありがたくない制度です。

ちなみに中期日程と後期日程は入学手続きの締切が同時期のため
2校合格した場合、選ぶことができます。

 国公立大学を志望する多くの受験生は
前期日程の大学を受験します。
前期日程に自分の第一志望の大学があれば、
前期で受かればそれで良しですが、
すでに払い込んである中期日程や後期日程の受験料は
受験する意味がなくなっても返還されません。

センター試験もそうですが、現行の国公立大学の入試制度、
もう少し受験生のことを考えた制度にできないものでしょうかねえ・・・。

 




人気ブログランキングへ



にほんブログ村 教育ブログ 塾教育へ
にほんブログ村





(2019年3月8日 コーヒーブレイク Coffee Break)名古屋市瑞穂区にある小学生・中学生・高校生・高卒生対象の少人数制の塾で、中学受験・高校受験・大学受験から補習まで(個別クラスも設置しています)対応の東海学習塾堀田教室(熱田区・昭和区・南区に隣接しています)がお送りしました。パソコン
カテゴリ:教育・受験 | 15:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
| 1/1PAGES |